2006年09月10日
ウラ
1998年に起きた事実を2002年に手記に残したものです。
多少の着色はありますがあしからず(笑)
俺は21の頃、大都会・新宿で働いていた。
そこにはまるで死んだ魚の目をした連中が溢れている
同時に夢に向かう輝きある原石たちも混在していた
多少の着色はありますがあしからず(笑)
俺は21の頃、大都会・新宿で働いていた。
そこにはまるで死んだ魚の目をした連中が溢れている
同時に夢に向かう輝きある原石たちも混在していた
毎日が激流にのみ込まれるように過ぎていく
張りつめた緊張の糸、少しでもゆるめれば自分の居場所を見失いそうだ
本来の自分、いや故郷での俺はそこに存在しない
在るのは、誘惑のワナに片足を踏み入れた21の青年
そこで生き抜くにはスピードと判断力、そして人を見抜く目
朝から夜まで続く掛け声は、ひと時も休まることを知らない
厳しさと礼儀を備える兵隊
軍隊の規律がそこにあった
場所は新宿アルタ
8Fにはタモリさんの番組「笑っていいとも!」のスタジオ
その環境に置かれたもう一人のオレが問いかける
「ヒーローになれ」と…
アルタには従業員用の裏口が存在する。いわゆる「ウラ」である。意味はない
いつものように「ウラ」を通り昼飯へと向かう俺。なんだか嫌な胸騒ぎが
「ウラ」を出るといつもの大都会の喧騒が…
ん??、いや、歓喜の声が??
すると突然、我を忘れた女たちが、俺に向かって愛の言葉を投げつける
女を抱くのは簡単だ
しかし男の礼儀を通すのが「俺流」
気がつくと、彼女たちの歓喜が悲鳴へと変わる
「だれ?」「なにあの人」こっちのセリフである
やれやれ、身勝手な女たちだ。
実はその「ウラ」は、アルタの従業員と同様に「いいとも!」の出演者も使用している。
彼女たちのターゲットは「オレ」ではなく「芸能人」である
いわゆるファンの女たち
収録後、よくある風景だ
日々の生活に潜む人間関係の歪み
追いかける女と追われる男
テレビでは伝えられない真実がそこにはあった
「オモテ」の存在が「ウラ」を証明する。表裏一体
しかし大都会・新宿では、そんな言葉もかき消される様に
俺の存在も虚像でしたないのだろうか。。。
幸せの出入り口は「見えない」ものである
張りつめた緊張の糸、少しでもゆるめれば自分の居場所を見失いそうだ
本来の自分、いや故郷での俺はそこに存在しない
在るのは、誘惑のワナに片足を踏み入れた21の青年
そこで生き抜くにはスピードと判断力、そして人を見抜く目
朝から夜まで続く掛け声は、ひと時も休まることを知らない
厳しさと礼儀を備える兵隊
軍隊の規律がそこにあった
場所は新宿アルタ
8Fにはタモリさんの番組「笑っていいとも!」のスタジオ
その環境に置かれたもう一人のオレが問いかける
「ヒーローになれ」と…
アルタには従業員用の裏口が存在する。いわゆる「ウラ」である。意味はない
いつものように「ウラ」を通り昼飯へと向かう俺。なんだか嫌な胸騒ぎが
「ウラ」を出るといつもの大都会の喧騒が…
ん??、いや、歓喜の声が??
すると突然、我を忘れた女たちが、俺に向かって愛の言葉を投げつける
女を抱くのは簡単だ
しかし男の礼儀を通すのが「俺流」
気がつくと、彼女たちの歓喜が悲鳴へと変わる
「だれ?」「なにあの人」こっちのセリフである
やれやれ、身勝手な女たちだ。
実はその「ウラ」は、アルタの従業員と同様に「いいとも!」の出演者も使用している。
彼女たちのターゲットは「オレ」ではなく「芸能人」である
いわゆるファンの女たち
収録後、よくある風景だ
日々の生活に潜む人間関係の歪み
追いかける女と追われる男
テレビでは伝えられない真実がそこにはあった
「オモテ」の存在が「ウラ」を証明する。表裏一体
しかし大都会・新宿では、そんな言葉もかき消される様に
俺の存在も虚像でしたないのだろうか。。。
幸せの出入り口は「見えない」ものである

美浜の夜景 -Photo by aratomo-
Posted by アラトモ at 01:13│Comments(0)
│物語/ノンフィクション